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【ニュースリリース】盛り付け作業の後工程を自動化するロボットシステムを開発——業界初や業界最速も

新エフエイコム株式会社(大矢英貴社長、栃木県小山市)は2023年3月22日、経済産業省と農林水産省の今年度事業に採択された一般社団法人日本惣菜協会への協力企業の一つとして、惣菜盛付ロボットの前後工程の自動化につながるロボットシステムの開発に成功したと発表しました。この日発表されたロボットシステムのうち、弊社が主に関わったのは「高速弁当盛付ロボットシステム」「超高速蓋閉めロボットシステム」「製品移載ロボットシステム」などです。高速弁当盛付と超高速蓋閉めの二つのロボットシステムは業界初とみられ、類似の装置と比較しても条件次第で業界最高速とみられるスピードを実現することができました。

■昨年に続き経産省主導の「ロボフレ」事業を促進

今回の事業は、経済産業省の「革新的ロボット研究開発等基盤構築事業」と、農林水産省の「農林水産物・食品輸出促進緊急対策事業のうちスマート食品産業実証事業のうち、モデル実証事業」に採択されています。ユーザーである小売り・惣菜製造企業15社と、課題解決のための技術を持つベンダー・協力企業16社で、ロボットフレンドリー(ロボフレ)な環境構築に向けて取り組んできました。昨年度も経産省の同事業に採択されており、その成果として昨年度末に発表したのが「惣菜盛付ロボットシステム」で、弊社の前身となる㈱オフィスエフエイ・コムも開発に携わりました。今年度は取り組みをさらに発展させるため、「惣菜盛付ロボットシステム」の改良と、同システムの前後工程の自動化に役立つシステムの開発に力を入れることとなり、オフィスエフエイ・コムから事業を継承した弊社も引き続き「ロボフレ」の促進に取り組みました。
各システムの概要は以下の通りです。

【高速弁当盛付ロボットシステム】(業界初※)

産業ロボット、その中でも廉価なスカラロボットを用いた高速弁当盛付ロボットシステムを、ユーザー企業として、㈱ヒライ、㈱ベルク(㈱ホームデリカ)、開発ベンダー企業として、㈱FAプロダクツ、新エフエイコム㈱、日本サポートシステム㈱、SMC㈱のチームで開発しました。盛付のタクトは、条件次第で最大1200個/時間と業界最高速(※)を可能にし、複数の盛り付け食材に対応しています。

【超高速蓋閉めロボットシステム】(業界初※)

協会の会員調査で機械化の要望の高かった蓋閉め作業の自動化を目的として、調理麺を製造している㈱デリモと、開発ベンダー企業として、コネクテッドロボティクス㈱、㈱FAプロダクツ、新エフエイコム㈱、日本サポートシステム㈱のチームで、条件次第で業界最高速(※)の1500個/時間となる超高速蓋閉めロボットシステムを開発しました。

【製品移載ロボットシステム】

惣菜や弁当を始め、多くの食品製造において、ベルトコンベア上で処理された商品は、番重と呼ばれる箱に移載され、出荷工程に送られます。この番重への移載の多くが人手で行われています。今回、この移載の自動化を行うため、ユーザー企業として、弁当を製造する㈱ジャンボリア、レトルト製品を製造するカネカ食品㈱、ベンダー企業として、㈱FAプロダクツ、新エフエイコム㈱、日本サポートシステム㈱のチームで開発しました。

※日本惣菜協会調べ

今年度は他にも多数のシステムを開発しており、全容については日本惣菜協会のリリースをご覧ください。

日本惣菜協会のHPはこちら>>>
https://www.nsouzai-kyoukai.or.jp/

また、弊社が参加する企業コンソーシアムTeamCrossFAからもリリースが発表されています。

TeamCrossFAのHPはこちら>>>
https://connected-engineering.com/

■プロジェクト参画企業(五十音順)

イケウチ㈱ ▽㈱今里食品▽㈱魚宗フーズ▽㈱エクサウィザーズ▽SMC㈱▽㈱FAプロダクツ▽エプソン販売㈱▽㈱エフピコ▽オーケーズデリカ㈱▽カネカ食品㈱▽㈱関東ダイエットクック▽㈱グルーブノーツ▽㈱グルメデリカ▽コネクテッドロボティクス㈱▽サトウ産業㈱▽㈱三和製玉▽㈱ジャンボリア▽新エフエイコム㈱▽セイコーエプソン㈱▽中央化学㈱▽㈱デリモ▽日本サポートシステム㈱▽(一社)日本惣菜協会▽㈱八葉水産▽㈱ヒライ▽㈱ヒロテック▽フレッシュ食品㈱▽ブンセン㈱▽㈱ベルク▽マックスバリュ東海㈱▽三菱HCキャピタル㈱▽リスパック㈱

<本件に関するお問い合わせ>
新エフエイコム株式会社 人事総務部
担当: 竹花
Email: contact@s-facom.jp

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